秋田県の教員採用試験、美術の新規採用がかなり増えているようです。
他の県もそうでしょうか。
少し前は、大阪の先生方方「若手がすごく増えてるんです〜」という話を聞いておりましたが、まさか秋田でもこんなに増えるとは思ってもいませんでした。
新採の頃、よくネットで「美術教育」と打ち込んで色々検索したものでした。
学校に一人しかいない、寂しい立場ですからね。普段から色んなことを相談したいけど、なかなかそうもいかない。
でも自分の授業、これでいいのか?と悩みながらとにかく日々を過ごす・・・こんな感じでした。
そして、僕を救ってくれたのは北海道の山崎正明先生のブログ「美術と自然と教育と」
コロナ以前は、様々な場所で勉強会や研修会が行われていて、よく参加していました。秋田に山崎先生がいらして講演された日のことを今でも覚えています。
講演会後の懇親会で、今自分が考えてやっていること、困っていることを直接話すことができました。
普段の学校生活では、美術のことは1割もなかったように思います。部活指導をどうしたらいいか、学級経営は?校務分掌は?生徒指導は?
そうした中で、美術の先生方が集まる研究会というのは、僕にとってオアシスのような存在だったと思います。ずっと美術の話ができる、枯れた心が潤っていく感覚です。そんな中、山崎先生に「どんどんやっていこうよ」と背中を押されたことが、今の自分を作っているように思います。
教員の経験年数は12、3年とそんなに多くはありませんが、いよいよ後輩への指導ということを考えていかなければいけない時期になって来たように思います。今までは、自分のこと精一杯でしたが・・・そうも言ってられません。自分が先輩方から色んな教えをいただいたように。
明治図書から、本を出版させてもらったのもそんな思いがあったからです。
自分なんかが本を出版するなんて夢にも思っていませんでした。でも、おかげさまでたくさんの先生方に買っていただいているようです。
本当にありがたいです。
「造形的な見方・考え方を働かせる 中学校美術題材&授業プラン36 (中学校美術サポートBOOKS)」

コロナ禍で研修会やら授業研究会が軒並み中止になってしまいました。リモートといっても、自分の聞きたいことなんてほとんど聞けません。
やはり直接会って、直に聞くのが一番だと思います。実際の授業を生で見て色々勉強するのが一番です。でもその機会が奪われてしまった・・・。
本当に残念です。
なんとかして若手の先生方を支援したい・・・(昔の自分のような先生を助けたい)そんな思いでいたところ、
光村図書東北支社の方にお声がけいただき、なんと、youtubeチャンネルを作ることになりました。
授業の合間にでも、前日にでも、時間のある時に見ていただけるように作っていこうと考えています。
僕の一方的な話ですが、Q&Aコーナーを作り、若手の先生方の質問にどんどん答えていきたいとも思っています。(可能な範囲で)

以下のURLから視聴ください。チャンネル登録もぜひお願いします!
https://youtu.be/6lahKNiaQy4
第1回は年間指導をどう作るか、です。
若手の先生方の助けに少しでもなれば幸いです。
今後不定期にアップしていく予定です。
かなり恥ずかしいのですが、なんとか頑張ります。
ではでは、4月から、またいい授業をともにつくっていきましょう!
なぜこんなに必死かと言いますと、私、3日くらい前までただの主婦だったんですが、教員免許を持っているということが、ある中学校の教頭先生に伝わり、今年度の美術の先生が見つからないのでなんとかお願いできないかと言われたわけです。
教育大の美術課程は卒業していますが、一般企業就職で教員の経験はありません。しかも20年くらい前の話です。。。
当方福岡なのですが、本当に美術技術音楽といった専門教科の教員不足で、取り合いのようになっていて、断りづらい状況というのと、私自身、子育てが落ち着いてチャンスがあればやってみたい、とは思っていました。が、こんな突然現実になるとは思っておらず。。。
臨時講師という形ですが、授業をしなくてはなりません。新年度でお忙しい中、こんな長文で大変失礼かと思いますが、相談に乗って頂けるとありがたいです(;_;)
コメントありがとうございます。全国的に教員不足でどの現場も頭を抱えているのではないでしょうか…。
りょんさんのように、引き受けて下さる方がいて本当に救われた思いをしている現場サイドです。
YouTubeもこのブログも不定期発信です…が、全国的に新規採用の先生方が増え、またりょんさんような境遇の方も増えてきたと感じていますので、できる限りアップできるように頑張ります。YouTubeにもQ&Aコーナーつくりますのでそちらにご質問などお寄せいただければお応えしたいと思います。
新年度準備から忙しい日々となりますが、美術の楽しさ、表現する楽しさを生徒と共に感じられる授業をつくっていきましょう!