金曜日に中堅教諭等資質向上研修(10年経過研)の研究授業を行いました。
詳しくは以下の学校ブログにてご覧ください^_^
https://nishisenboku.at.webry.info/201909/article_30.html毎年2年生で行う和菓子の授業を行いました。全8時間の2時間目、発想の時間の子どもたちの姿を見てもらいました。
もう何年も前から行なっている授業ですが、導入を変えたりしながら少しずつアップデートをしています。
和菓子というものをみんなで考え共有化し、なぜ今和菓子というものを考え作り出すのか、題材の必然性を認識します。そして、一人一人が表したいことを見つけ、それぞれのアプローチで発想していく、という授業です。
授業後、他教科の先生も交えて研究協議会を行いました。理科、社会、国語、音楽の先生方には衝撃的だったようです。
いつも一つの答えに向けて全員で進める授業が当たり前のようですが、今回の授業は、自らが表したいことを見つける段階から個人に任されているということ。特に指示しなくとも自らよりよいものを求めて互いに学びあっていること。
要は新学習指導要領で示す学びに向かう姿が自然に高まっているとのことでした。
美術は何を目指しているのか…と問われ、より豊かな生き方を学ぶ教科です、と答えました。もちろん、知識技能も高めながら資質能力も高めるのですが、ゴールの設定が他の教科の先生とは明らかに違いました。目先のゴールはもちろんありますが、さらにその先まで考えて授業をつくる姿勢に驚いていました。
学び合い、高め合うことを本校は目指していますが、研究主任からは理想的な授業だといわれ、正直嬉しかったです。
突然やれと言ってもやれるものではないのですが、段階的に子どもに委ねながら子どもを信じてともに学び合う姿勢で授業をすることが大切なのでは、と思います。
各学校に一人の教科、美術ですが、かなり刺激を与えることができました。
まだまだ私の理想には近づいておりません。
題材の枠も取っ払って、学ぶべきことは学ぶのですが、一人一人が多様な表現で、さらには他教科の学びとつなげながら成長できる授業を模索していきたいと思います。
学校の中の空き教室に様々な人が集い、何かを創り出したり時には同じ空間で学んだりと異学年異世代、異業種が混じり合って学んでいく空間ができれば最高に楽しいと思うんですが。
今与えられた環境下で最善を尽くしたいと思います。